2023/12/23 13:49



Momoishi Leather Works CBRO.m 代表の小向善幸(こむかい よしゆき)です。


青森県おいらせ町でレザークラフトをしています。
4人の子育て真っ最中の39歳です。
4人の子供は、上2人と下2人がそれぞれ年子で、2番目と3番目が2年しか離れていないので、全員小学生という良いのか悪いのかよく分からない年が1年間だけあります。それが来年2024年。どうなることやら。

レザークラフトに手を出したのは2021年の5月頃。
結論から言うと、きっかけはセルフケアの一環でした。
当時、傾聴の資格取得のために2年間の研修を受講中だった私は、講師の先生から「ケアを提供するプロはセルフケアで自分自身をケアする必要があるが、最低でも50種類以上のセルフケアを持っておいた方が良い」という指導を受けていました。傾聴の現場は、罵詈雑言を浴びせられることは日常茶飯事で、セルフケアは大事なお守護りのようなものかもしれません。
間もなくスタートする実習を前に、セルフケアの数を増やしたいと考えていた私は、何気なく閲覧していたインスタグラムの投稿動画に釘付けになります。

その動画は、革に自ら染色をして財布を製作するというものでした。
その動画の投稿者が古い知り合いだったこともあるかもしれませんが、その作業がとても面白そうで心を奪われてしまいました。
その知り合いはとても手先が器用で、なんでも上手にできる人だというのは知っていたので、そういう人だから出来るんだろうなと思っていました。
飽きやすく、最後まで丁寧に作業することが苦手な自分にはどうせできないだろうし、道具や材料を揃えるにもお金がかかるんだろうなと、やらない理由を一生懸命探していました。

幸運なことに、身近な知り合いの中に最近レザークラフトを始めた人がいて、Amazonで1万円程度で入門キットが手に入るという情報を得ました。
それくらいなら手を出してみてもいいかも。
セルフケアの一環だから、合わなかったらやめればいいし。
そんな風に考え方を切り替えて、思い切ってAmazonで入門キットを購入。

youtubeで検索すると、レザークラフト関連の動画が意外に多いことに驚きました。
しかも、初心者向けの動画や、無料型紙付きの動画など、始めたばかりの自分には最高の環境が整っていました。
世の中はコロナ禍ということもあって、私のようにレザークラフトを趣味として始めた方が多かったらしく、そういう人たちをターゲットにしていたのでしょう。
一昔前なら、レザークラフト関連の本を買ってとか、どこかの教室に通うくらいしか始める手段がなかったようですが、とても良い時代に始めることができたんじゃないかと思います。

そんな有難い環境もあってか、作る悦びに目覚めた私はどんどんレザークラフトにのめりこんでいきます。

最近ではネットでのご注文もいただけるようになり、色々なハンドメイドイベントにも声をかけていただけるようになりました。
おいらせ町のふるさと納税の返礼品にも登録していただき、多くの方に喜んでいただいています。

今となっては、傾聴のお仕事よりもレザークラフトの方が完全にウェイトを占めている状態です。人生は何がどこでどうなるかなんて本当にわからないものだなあと感じています。本当に楽しい毎日を過ごしています。

これからもますます精進して、多くの方に喜んでいただき、楽しんでいただけるような作品を作っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


CBRO.m
小向善幸